核戦争、気候変動、人工知能(AI)など、人類を滅ぼす危機が迫っていると言われています。私たちにはどれくらいの時間が残されているのでしょうか? もうすぐその答えが発表されます。

人類滅亡までの時間を示した「終末時計」と呼ばれるものがあります。人類が滅亡する時間を午前0時にして、「人類滅亡の午前0時まで、あと何分」というように、残り時間を象徴的に示しているのです。
もともとこの時計は、米国の科学誌「原子力科学者会報(BAS)」が核戦争に対して警告することを目的に作りました。終末時計の時刻は、核技術などの専門家たちが集まって決定し、毎年1月にその年の時刻が示されるのです。人類滅亡の危機に気候変動や生物兵器、AIが含まれるようになり、そういった人類滅亡が危ぶまれるような事柄が多く起きれば、翌年の終末時計の針は進められ、逆に危機が減れば終末時計の針は後ろに戻るのです。
終末時計が最初に作られた1947年は、時計の針が「午後11時53分」、つまり人類滅亡まで「あと7分」でした。しかしその後は、滅亡までの時間が伸びた年もあったのですが、2020年には初めて「残り100秒」となり、2023年と2024年は「残り90秒」まで、人類の危機が差し迫っています。
2024年は、ロシアとウクライナの戦争が続き、中東の戦争も激化。地球平均気温は史上最も高くなり、気候変動が原因とみられる自然災害も起こりました。国連は気候変動の対策を行わなければ、2040年までに数十億人規模の人々が飢餓に見舞われる可能性があると警告しています。
2025年の終末時計の時刻が発表されるのは、1月28日。その時刻に世界から注目が集まります。
【主な参考記事】
Daily Mail. Is humanity doomed? Doomsday Clock will be updated this MONTH to determine our fate – as the Russia-Ukraine war rages on and climate disasters continue to wreak havoc. January 6 2025
Doomsday Clock. Watch the 2025 Doomsday Clock announcement

(出典 news.nicovideo.jp)
<このニュースへのネットの反応>
**しい。決めている科学者自身も含めて、この数字に何らかの意味を見出す人が一人でもいるのだろうか。こんないい加減なものではない核廃絶の不可逆的タイムリミットは厳然と存在する。それは核抑止の効果が薄いテロリストや弱小独裁国の手にまで戦略級の核兵器が渡った時、或いは今戦略級の核保有国がそのレベルの破れかぶれになるまで落ちぶれた時だ。
前トランプ大統領になったときに30秒進めたけど、去年ロシアが侵攻しても10秒しか進まなかったあれだろ。あほくさ。
現実的に核廃絶が実現できるまでの時間もある程度は解る。それは、米が先んじるミサイル防衛等の戦略核への防御手段が一定水準を超え、核の特異的戦略価値が落ちた時だ。ただし此方は中露筆頭に血道を上げる迎撃困難な戦略ミサイル開発でブレイクスルーがあれば振り出しに戻って数十年単位で遅れる。今なすべきは核不拡散に努めつつ中露を叩いてミサイル開発を阻害する。一刻の猶予もない
この時計の存在意義がわからん。
止まった時計でさえ一日に2回は正確な時刻を示すのに・・
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